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披露宴を盛り上げる音楽:選曲のポイント

披露宴 立川 ワシントンホテル 写真

 

私はマジシャンです。色々な現場でマジックを行なっています。その経験から学んだことは、多くのお客様の興味を引き付けるには、ショーの中で音楽を効果的に使うことが重要だということです。

 

これは、披露宴で流す音楽を選曲する際にも同じことがいえます。よい音楽を選曲することは、披露宴を盛り上げる最大のポイントです。

 

披露宴では全てのシーンで必ず音楽を流します。シーンにピッタリとマッチした音楽であると、ゲストの方に伝わる感動が何倍にも増幅されます。

 

そして、そのような音楽を選曲するために必要なことは、実際に自分たちが披露宴を行なっているシーンを想像しながら音楽を聞いてみることです。

 

しかし、披露宴の直前になると、準備で忙しくなるので、選曲するための時間が取れなくなってしまうことも考えられます。そのため、披露宴を行なうと決めた時点から、時間を見つけて少しずつ選曲することをオススメします。

 

選曲のコツとオススメ曲リスト

一般的な披露宴は二時間半です。その間に披露宴を構成するイベントが10個前後あります。それぞれのイベントを特徴づけるためにも、選曲は似たようなリズムにならないようにするのがポイントです。

 

☆迎賓

お客様を会場にお迎えし、披露宴が始まるまでの間、お席でくつろいでもらいます。ここではゲストの気持ちが落ち着くゆったりとした曲を流すのをオススメします。

 

♪選曲例

カノン、愛の挨拶、愛の夢、G線上のマリア、美しき青きドナウ、主よ人の望みの喜びよ、花のワルツ、I’m Not In Love (10cc) Lovin’ You(ミニーリバートン)Have You Never Been Mellow(オリビアニュートンジョン)

 

☆新郎新婦入場

 

お二人の入場するシーンです。ここはお二人のイメージに合わせて選曲するのがポイントです。明るくポップなイメージや、ゆったりとしたバラードなどお二人で話し合って決めてみると楽しいと思います。

 

♪選曲例

結婚行進曲(ワーグナー)、威風堂々、カヴァレリア・ルスティカーナ、人と時と風の中へ(S.E.N.S)、Drowning(バックストリートボーイズ)、Cinderela(スウィート・ボックス)、Book Of Days(エンヤ)、Only Time(エンヤ)、Evening’s Gonna Be Alright(スウィート・ボックス)、長持唄、風笛(大島ミチル)、Angel In The Sky(葉加瀬太郎)

 

☆乾杯

主賓挨拶もおわり、いよいよ祝宴のスタートです。「乾杯!」のご発声と同時に音楽が流れます。披露宴の始まりになりますので、盛りあがる曲がオススメです。

 

カットイン(曲の途中からスタートする)を利用するのも効果的です。その後の祝宴中は、明るい雰囲気のBGM的な音楽であると、食事も会話も弾みます。

 

♪選曲例

乾杯の歌、四季より「春」、Winter Games(デビッド・フォスター)、All You Need Is Love(ビートルズ)、Anywhere Is(エンヤ)、花嫁のパパ(映画「花嫁のパパ」より)、あなたのとりこ(シルビィヴァルタン)、There Must Be An Angel(ユーリズミックス)、Remembering Me(S.E.N.S)

 

☆ケーキ入刀

新郎新婦がウェディングケーキにナイフを入れます。最高に盛り上がる感動的なシーンです! 司会者も「カメラやビデオをもって前の方におすすみ下さい!」と盛りあげるため、ゲストの方全員が注目します。

 

そして、期待感がドンドン高まり、最高潮に達したところで「ウェディングケーキ入刀です!」とコメントが入ります。

 

そのため、曲も気持ちを徐々に高ぶらせて、一気にサビになるようなメリハリがある曲にすると感動が何倍にもふくれ上がります。

 

ここでの選曲のポイントは、「ウェディングケーキケーキ入刀です!」のコメントのところで、曲のサビが流れるようにすることです。

 

分かりやすい例としてセリーヌディオンの「To Love You More」を一度聞いてみてください。ユーチューブで検索すれば聞くことができます。

 

自分たちがナイフを持って入刀するイメージをしながら聞いてみると、良い音楽が見つかると思います。

 

♪選曲例

結婚行進曲、愛の喜び、青春の輝き(カーペンターズ)、To Love You More(セリーヌディオン)、A Whole New World、So In Love With You、 Shape Of My Heart(バックストリートボーイズ)I Dont Want To Wait(ポーラコール)、エトピリカ(葉加瀬太郎)

 

☆お色直し退場

お色直しのために二人は会場をはなれます。新郎新婦で同時退場をする場合は、お二人の思い出の曲や、お互いに好きなアーティストの曲を選ばれる方が多いです。

 

新郎新婦が別々に退場する場合は音楽も2曲必要になります。なお別退場の場合、新郎は目立たずに退場することもあります。その場合は1曲のみで大丈夫です。

 

♪選曲例

Because You Love Me(セリーヌディオン)、Good-Bye Yellow Brick Road(エルトンジョン)、Eternal Flame(パングルス)、How Deep Is Your Love(テイクザット)、Here There And Everywhere(クローディーヌ・オージェ)、Save The Best For Last(ヴァネッサウィリアムス)、Oh Pretty Woman(ロイオービソン)

 

☆お色直し入場

新郎新婦のお色直しが終わり入場するシーンです。ここでは特に新婦さんのドレスチェンジが注目される瞬間です。司会者の「お色直しご入場です」のコメントで扉が開きます。

 

スポットライトの先には、ドレスチェンジをした新婦さんが、ひときわ引き立っています。そして、一礼をしてゆっくりと各テーブルでご挨拶をしながら入場します。そんなシーンを思い浮かべながら選曲してみましょう。

 

選曲のポイントは扉が開く瞬間に盛り上がりがくる曲です。

 

♪選曲例

She(エルビスコステロ)、Life(デズリー)、The Power Of Life(セリーヌディオン)、Open Arms(ジャニー、マライアキャリー)、Without You(マライアキャリー)Go The Distances(ディズニー「ヘラクレス」より)、Beauty And The Beast(ディズニー「美女と野獣」より)、That’s The Way It Is(セリーヌディオン)、I’ll Make Love To You(ボーイズⅡメン)、When I Fall In Love(映画「めぐり逢えたら」より)、I Will Always Love You(映画「ボディーガード」より)、I’ll Be There(ジャクソンファイブ)、September(アース・ウィンド・アンド・ファイアー)、Dancing Queen(アバ)、Celebration(クール・アンド・ザ・ギャング、)Almost Paladise(テイクシックス)、Wild Child,Book Of Days(エンヤ)、Best Of  My Love(エモーションズ)、Kiss Me(シックスペンス・ノン・ザ・リッチャー)、Summer(映画「菊次郎の夏」より)、I Am With You(東儀秀樹)、愛を感じて(ディズニー「ライオンキング」より)、愛はかげろうのように(シャーリーン)、海神(S.E.N.S)、シルクロード(喜多郎)

 

☆子供花束

披露宴では、子供花束という演出を行なう場合があります。これはゲストの中に、甥御さんや姪御さん、お友達の子供などがいらっしゃる場合によく行われる演出です。

 

披露宴という大人の雰囲気が、子供たちが参加することで一変します。とても和やかで微笑ましいシーンですので、選曲も子供が好きそうな明るく可愛らしい音楽がオススメです。

 

♪選曲例

さんぽ、となりのトトロ、ミッキーマウスマーチ、エレクトリカルパレード、アンパンマンのマーチ、It’s A Small World、Ob-La-Di-Ra-Da(ユッスー・ンドゥール)ABC(マイケルジャクソン)

 

☆手紙・花束

ここではご両親へ感謝の気持ちを伝えるシーンです。新婦さんからご両親へ手紙を読むことがほとんどで、披露宴で最も感動的なシーンです。

 

感謝の気持ちが伝わる曲や、バラード曲がよく使われます。あまり涙をさそうような演出にしたくない場合は、アットホームであたたかい雰囲気の曲を選ぶと良いと思います。

 

♪選曲例

If We Hold On Together(ダイアナロス)、Again Every Time(ジャネットジャクソン)、Your Song(エルトンジョン)、Close To You(カーペンターズ)、Right Here Waiting(リチャードマークス)、I Promis You(バックストリートボーイズ)、A Song For Mama(ボーイズⅡメン)、星に願いを(ディズニー「ピノキオ」より)、めぐり逢い(アンドレギャニオン)、心を込めて花束を(サザンオールスターズ)、ハナミズキ(一青窈)、セナのピアノ(ギャグネット)

 

☆退場・送賓

楽しく和やかな披露宴もいよいよお開きです。「明るく楽しいイメージ」や、最後は「感動的に締めくくりたい」とそれぞれのお開きに対するイメージは異なります。二人のイメージにあうように、しっかりと話し合って選曲して下さい。

 

♪選曲例

Top Of The World(カーペンターズ)、Woman(ジョンレノン)、Always(アトランティクスター)、Stand By Me(ペンEキング)、Lost In Your Eyes(デビーギブソン)、What A Wonderful World(ルイアームストロング)、The Things We Do For Love(10cc)、Isn’t She Lovely、You Are The Sunshine Of My Life(スティービーワンダー)、好きにならずにいられない(UB40)、君の瞳に恋してる(ボーイズタウンギャング)、愛は止まらない(スターシップ)、愛と青春の旅立ち(ジョーコッカー&ジェニファーウォーンズ)

 

以上、各シーンのイメージと、そのシーンでよく好まれて使用されている音楽を、例として並べました。

 

ここに出した音楽の例は、流行に左右されることなく長い間披露宴で親しまれている音楽です。選曲で悩みがある場合は参考にしてみて下さい。ちなみに、ほとんどユーチューブで視聴することができます。

 

また、音楽は演奏する楽器によって、かなりイメージが違ってきます。そのため、同じ音楽でも、オリジナルで流すか、演奏のみの音源で流すかによって雰囲気が異なります。

 

選曲する際は、同じ音楽でも違う演奏のパターンをいくつか聞いてみて、いちばんシックリくるものを選んでみてください。

 

あなたの披露宴が、より素敵なひと時になるような音楽が見つかることを心より願っています。

 

※当方では披露宴での出張マジックも行っておりますが、Googleレビュー星4.8以上を獲得している貸切制エンターテイメントカフェバー「台湾夜市」も運営しております。場所は東京都昭島市です。事前にマジックがどういうものかご自身で体験して頂くことが可能です。実際に会ってお打ち合わせさせて頂くことも可能です。駅から徒歩1分と駅近ですので、是非お越しください。

 

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