披露宴のあと、2次会を行うカップルは多いです。私はプロのマジシャンなので、披露宴の2次会に呼ばれてマジックを披露することもあります。そこで思うことは、2次会のゲストのテンションは危険な場合があるということです。

披露宴では自制心がはたらき、おとなしくしていた人も、2次回ではまるで別人になってしまう場合があります。

披露宴の2次会は、1次会では考えられないトラブルが起きる可能性を秘めています。2次会を行う際も、1次会と同様に気を引き締めて開催する必要があります。

披露宴の2次会は１次回のように進行しない理由

披露宴の2次会が予定通りに進まない原因は、ゲストがすでに１次会でお酒を飲んでいるからです。披露宴では、基本的にドリンクは飲み放題です。お酒が好きな人であれば、ここぞとばかり飲み続けます。

その勢いが収まらないうちに2次会は始まるので、1次会のように予定通りに進まないのは当然です。

集まる人の多くは、旧友や会社の同僚など気心が知れた人達です。ゲストの年齢も近いので、話が弾みます。また、新郎新婦の両親は２次会には基本的に出席しないので、ゲストは人目を気にしないで羽目を外せます。

このような状況なので、マジックを演じる場合、2次会の方がゲストの集中力がなく苦労します。人の話を聞かない、覚えてもらったはずのトランプは忘れる、ゲストがやたらと目立ちたがる、といったことは当たり前です。

私は仕事でマジックを行なっています。ショーを行う際はもちろんお酒を飲んでいないので冷静です。披露宴2次会で起こりえるトラブルも、ある程度は想定してショーを行います。そのため、盛り上がりすぎている2次会でもショーを着地させることはできます。

しかし、ゲストが2次会で余興を行うと、前述の私の場合とは全て逆になるので、想定外のトラブルが起こることがあります。

よくあるのが、行き過ぎた下ネタ芸です。お酒が入っているので、適度な下ネタ芸なら盛り上がります。ただ、限度を超えてしまうとドン引きする人と、それをあおる人との間で温度差が生じ、痛々しい空気が流れます。

スピーチの際も、触れられたくない過去の恋愛話に話が及ぶこともあります。

このようになると、披露宴のわずか数時間後には新郎新婦の関係が悪くなることがありえます。

安心して披露宴の2次会をするには

このように、予想外の展開になるのが披露宴の2次会です。そのため、2次会でも余興やスピーチを行いたいと考える場合、お酒を飲まない人や、2次会から参加する人に頼んだ方が安心できます。

また、2次会の司会者は友達が行う場合が多いですが、この際も、お酒を飲まず、責任感が強い人にお願いするように心がけます。

もし、トラブルが心配であれば、2次会でもプロに司会や余興を頼んだ方が安心できます。

私は、披露宴の2次会でのトラブルをいろいろと見てきましした。そのトラブルの全てに共通している原因はお酒です。お酒は、飲み過ぎると本当に人の性格を変えてしまいます。

せっかく披露宴が大成功したとしても、2次会で失敗してしまっては披露宴の大成功が相殺されてしまいます。

披露宴の2次会を考える場合、ここに述べた「お酒が原因でおこる可能性があるトラブル」のことを思い出して下さい。

2次会は盛り上げようとしなくても、自然と盛り上がります。披露宴の2次会こそ厳粛にとり行う気持ちで臨んだ方が、ちょうど良い具合の盛り上がりになります。

披露宴と同じように、思い出に残る良い2次会ができることを心より望んでおります。

※当方では披露宴で出張マジックも行っておりますが、Googleレビュー星4.8以上を獲得している貸切制エンターテイメントカフェバー「台湾夜市」も運営しております。場所は東京都昭島市です。事前にマジックがどういうものかご自身で体験して頂くことが可能です。実際に会ってお打ち合わせさせて頂くことも可能です。駅から徒歩１分と駅近ですので、是非お越しください。