車1台買えるほど披露宴の費用が高額なわけ
ホテルや結婚式場で披露宴を挙げる場合、高級な車が1台買えるぐらい料金がかかります。では、なぜこれほど高額になるのでしょうか?
その理由は、それぞれの分野の専門家が数多く係わっているからです。
「餅は餅屋」ということわざがありますが、披露宴はまさに餅は餅屋で成り立っています。(※餅は餅屋がついたものが一番美味しいという例えから、専門分野のことはその道の専門家に任せるのが一番よいということ)
料理、装花、司会、カメラマン、演奏家……など、全てに料金がかかります。
私はプロのマジシャンです。余興でショーを行うことがあります。このとき、ゲストの中には「新郎新婦の知り合いがやっているのでは?」と思う方がいるかもしれませんが、きんちんと新郎新婦からオーダーをいただいて演じています。
披露宴の費用が抑えられない理由
披露宴では、司会者や会場装花、椅子やテーブルのカバーなど、「有って当たり前」と思うようなものでも、料金が発生しています。
他にも、料理代や会場費、衣装代といった大きい費用から、キャンドル一本に至るまで全てに料金がかかります。これらの料金を全て合計すると、車1台分を軽く超えます。そのため、誰もが少しでも費用を安くしたいと考えます。
披露宴の費用を安く抑えるためには、単にイベントや料理のグレードを下げればよいだけなので簡単です。
ただ、グレードを下げると、それでは納得できなくなってしまいます。なぜなら、模擬披露宴で最高に豪華な披露宴のデモンストレーションを見てしまっているからです。
最高グレードの披露宴が規準になっているので、グレードを上げることはできても、グレードを下げるとやたらと貧相に思えてしまい、下げることにためらいを感じてしまうのです。これが披露宴の費用を抑えることができない理由です。
持ち込みでも費用が抑えられない理由
もう一つ費用を抑える方法があります。それは、できるだけ2人で手配することです。
例えば、席次表や席札、ウェルカムボードといったペーパーアイテムは2人で作れるので、費用を押さえられます。また、司会者やカメラマンも友達に頼めば、心付け程度で済みます。
さらに、「引き出物を2人で用意する」、「安く引き受けてくれる司会者やカメラマンをインターネットで探す」といったやり方も有効です。
しかし、引き出物やプロの司会者やカメラマンをあなた方で手配すると、持ち込み料金というチャージが別途かかります。
これは、ホテルや結婚式場を通して手配しないアイテムにかかります。
そのため、例え安く手配することができたとしても、結局、ホテルや結婚式場でオーダーした場合とそれほど変わらない料金になってしまいます。
あなた方の労力を考えると、逆に割高になってしまうこともあり得ます。
以上のことが、披露宴の費用が高額になってしまう理由です
コンセプトを決め、おもてなしの気持ちをゲストに伝える
イベントやアイテムを詰め込みすぎると、お金がいくらあっても足りなくなります。限られた予算の中で、思い出に残る披露宴にするためには、事前に2人でコンセプトを決めておくことが大切です。
例えば、料理を味わってもらいたいのか、ゴージャスな雰囲気を楽しんでもらいたいのか、和やかにすごしてもらいたいのかといったことです。
コンセプトが決まっていれば、必要なものと不要なのもが見えてきます。
ゲストにとってもコンセプトが明確な披露宴の方が、無理なく自然に楽しむことができます。
披露宴で一番大切なことはゲストへのおもてなしの気持ちです。イベントやアイテムを最高に豪華にすることが、おもてなしではありません。
必要なことにはしっかりとお金を使い、おもてなしの気持ちがゲストに伝わる披露宴にしてください。
※当方では披露宴にて出張マジックも行っておりますが、Googleレビュー星4.8以上を獲得している貸切制エンターテイメントカフェバー「台湾夜市」も運営しております。場所は東京都昭島市です。事前にマジックがどういうものかご自身で体験して頂くことが可能です。実際に会ってお打ち合わせさせて頂くことも可能です。駅から徒歩1分と駅近ですので、是非お越しください。
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