マイクを意識すると説得力があるスピーチができる理由
私はマジシャンです。ステージでもマジックを披露します。この時、必ず必要となるものがマイクです。
マイクを使って話すことは今でこそ当たり前ですが、マジックを始めた当初はとても難しく感じました。
マイクを使って話すことは、普段からステージに立つ人にとっては当たり前です。しかし、ステージに立つことに慣れていない人にとっては、意外と難しく緊張することです。
ステージで何かを披露する場合には、必ずマイクを使います。
そのため、今回は適切なマイクの扱い方について解説します。
ただ、あなたはステージでマジックを披露する機会は無いと思いますので、スピーチをする場合と考えて読んでみてください。
マイクの存在感は本番まで気付かない
人前で説得力のあるスピーチをすることは、慣れていない人にとってはとても難しいことです。
家で原稿を起こして丸暗記できるぐらい練習したにも関わらず、本番では緊張して思うように話せないことはよくあります。
その原因の一つとして、練習する時にマイクを意識していないことがあります。
家での練習の時は、原稿をスムーズに読むことに注意が注がれます。これはもちろん大切なことですが、本番ではマイクを使って話すことになります。
スピーチ初心者は原稿を覚えたり、うまく話したりすることに意識が集中しているので、このマイクの存在の大きさに気付いていません。
マイクはそこにあって当たり前で、電源を入れて単に声を増幅させる装置だと思っているからです。
しかし、いざ本番になってみるとノーマークだったマイクの存在に気付き、気持ちが乱されることになります。このようにならないためには、マイクが人の心に与える影響力を知っておくことが重要です。
まずマイクを通して話すと、いつものあなたの声とは違って聞こえます。マイクを通した時のあなたの声にあなた自信が驚いてしまうのです。
人はいつも通りのことには緊張しませんが、いつもとは違うことが起こると一気に緊張が高まります。
さらに、ステージでは多くの人に見みられることになるので、「失敗したくない」とか、「いいところを見せたい」という意識が強く出ます。
このように張り詰めた気持ちの状況下で、いきなり想像していなかった事が起こると、例え些細なことであっても緊張が高まります。
そのため、「マイクを通して話した声は、いつもの声とは違う」ということを理解しておくことが大切です。あらかじめ理解しておけば、本番でいきなりビックリすることはありません。
本番で冷静を保つには、マイクの個性を理解しておくことが重要
続いてはマイクの扱い方です。マイクはスイッチを押せば話せます。しかし、いざステージに立つと、思った以上に緊張して冷静さを失ってしまい、スイッチを入れるのに手間取ることがあります。
また、マイクによってスイッチの位置は違います。マイクの中には、小さなスイッチがマイクの底に付いているだけのわかりにくいものもあります。
実際に話してみたらスイッチが入っていなかったと言うことはよくあります。そうなると、ますます焦ってしまいスイッチを入れるのに手間取ってしまいます。
また、これと同じことがマイクをスタンドから取り外しする際にも起こります。マイクスタンドは、ホールドする力がメーカーにより違います。そのため、スタンドの種類によってはその取り外しに手間取ってしまうことがあります。
このように焦っている様子は、観客から見ると落ち着きがないように見えます。そのため、これらのことは「起こりうること」と予め想定しておき、落ち着いて対処することが大切です。
最後にワイヤードマイク(マイクとスピーカーがコードで繋がっているマイク)を扱う時の注意点です。
ワイヤードマイクを持ちながら話すと、思った以上にコードが邪魔をします。慣れないうちはコードさばきがうまくできないので、コードが気になりスピーチに集中できなくなります。
そのため、ワイヤードマイクを使い舞台を歩きながらスピーチする場合は、できれば事前に練習をしておくことをお勧めします。本番で冷静にコードがさばけるとスピーチ慣れしているように見えるので、観客への説得力も増します。
以上のことから、もしあなたが舞台でスピーチやパフォーマンスを披露するのが初めての場合、マイクの存在を認識して、本番で練習の成果が発揮できるように、心の準備をしておくことが大切です。
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