「蓋を開けたらトラブルだらけの披露宴」を避けるには?
披露宴は人生で最初で最後のイベントです。せっかく行うからには、誰もが思い出に残る良い披露宴にしたいと思うはずです。しかし、実際にやってみると、思っていたような披露宴とは違い、不満を感じる場合があります。
私はプロのマジシャンです。披露宴に呼ばれてマジックをすることがあります。その際に、さまざまなトラブルを見てきました。そして、多くのトラブルは、新郎新婦が披露宴本番の忙しさを理解していないことが原因で起こります。
理想的な披露宴を追求するあまり、イベントを増やしすぎてしまっているのです。
大安や友引といった吉日や、ゲストがたくさん出席する披露宴は本当に忙しいです。そのため、打ち合わせの段階で、理想通りの披露宴が本当にできるのか、しっかりと確認することが大切です。
料理のトラブルを防ぐには?
披露宴でよくあるのが、料理のトラブルです。
披露宴会場を選ぶ際に、多くの人はホテルや結婚式場が行う試食会に参加します。試食会では披露宴で出される料理を実際に食べることができます。当然、温かく美味しい料理が提供されます。
ところが、披露宴本番では料理が冷めていて、明らかに試食会の料理とは違う場合があります。
試食会は平日や仏滅など、会場が暇な日に行われます。本番ほど時間に追われることもないので、余裕を持って料理を提供できます。
ところが、披露宴本番は試食会とは比べ物にならないほど忙しくなります。ゲストもたくさん参加するので、たくさんの料理を手際よく作らなければなりません。
それらの料理を、できたタイミングで提供できれば、ゲストは温かく美味しい料理を食べることができます。
しかし、披露宴は予定通りに進行しないことがよくあります。すると、料理を出すタイミングが遅れ、味が落ちてしまいます。
試食会と披露宴本番は全くの別物です。試食会と同じ料理を出してもらうためには、披露宴が予定通り進むように、進行に余裕を持たせておくことが大切です。
イベントの詰め過ぎも理想とは異なる披露宴になる
披露宴では料理以外でも、「思っていた内容と違う」と感じることがあります。それは、せっかくのイベントを存分に楽しめなかった時です。
例えば、お色直しを2回行う場合、1回目のお色直しの直後に2回目のお色直しに進むことがあります。1回目のお色直しをした姿でいる時間があまりにも短いので、不満に思ってしまう人もいます。
プロのパフォーマーに余興をお願いした場合も同様です。披露宴の進行が予定よりも遅いと、余興の時間を大幅に短縮されてしまい、存分にパフォーマンスを楽しめなくなってしまうからです。
(このようなことがよくあるので、私は披露宴でマジックをする場合、ショータイムが急に短縮されても、ゲストに満足してもらえるように演技を構成しています)
以上のように、イベントの詰め過ぎで、理想とは異なる披露宴になってしまう場合もあります。
打ち合わせ不足や会場側の手違いで起こるミスに対処するには?
他にも、会場側の手配ミスで、ウェディングドレスが届いていない場合や、飲み放題のドリンクメニューが少なすぎるといった、打ち合わせ段階での確認不足によるトラブルも起こる可能性があります。
せっかくの披露宴も、思っていた内容と違ってしまっては、後味が悪くなります。
会場側とあなたの思い違いによるトラブルを防ぐためにも、打ち合わせで「本当にこの進行で、理想通りの披露宴が行えるのか」を確認することが大切です。
また、前述のように、会場側の手違いでトラブルが起こることも考えられます。もしそうなった場合に備え、どこまで責任を取ってもらえるのか事前に書面で確認しておくことも重要です。
披露宴は安い買い物ではありません。理想通りの披露宴が本当に行えるのか、常に確認しながら進行を考えることが、満足できる披露宴を行うための秘訣です。
※当方では披露宴にて出張マジックも行っておりますが、Googleレビュー星4.8以上を獲得している貸切制エンターテイメントカフェバー「台湾夜市」も運営しております。場所は東京都昭島市です。事前にマジックがどういうものかご自身で体験して頂くことが可能です。実際に会ってお打ち合わせさせて頂くことも可能です。駅から徒歩1分と駅近ですので、是非お越しください。
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