大安吉日以外の曜日で披露宴を挙げるメリット
披露宴を挙げる場合、吉日にこだわる人は多いです。一生に一度の大イベントなので、当然のことです。
また、あなた方が吉日にこだわっていなかったとしても、両親や親戚がこだわるため、二人の判断だけで披露宴の日程を決めるのは難しいかもしれません。
ここで、話を進める前に、大安や仏滅といった日柄について簡単に説明します。
六曜の意味
曜日には吉凶があります。大安と仏滅はよく知られていますが、他にも友引、先勝、先負、赤口があります。これらは六曜と呼ばれており、14世紀頃に中国から伝わったといわれています。
吉日とは、おめでたいことをするには適した曜日のことです。以下の4つは、お祝いごとに適した日といわれています。
✔︎大安(たいあん:万事が吉。結婚式には最適な日)
✔︎先勝(せんしょう:.さきを急ぐことは吉。午後は凶)
✔︎友引(ともびき:友を引き寄せる日。葬式は凶)
✔︎先負(せんぷ:先に手を出すと負ける日。午後は吉)。
逆に、お祝いごとをするには適さない日もあります。それが仏滅(ぶつめつ:万事が凶。静かに過ごす。葬式や法事には適する)と、赤口(しゃっこう:凶日。新しいことを始めない。祝い事は特に大凶)です。
以上の6つを日柄といいます。「本日はお日柄もよく……」と挨拶の冒頭で述べられるお日柄とは、六曜の吉日ということです。ちなみに、六曜はカレンダーによっては書かれているものもあります。
また8がつく日は末広がりの意味があるので、縁起をかついで結婚式を挙げる人もいます。
大安の披露宴は忙しい
吉日は人気があり、ホテルや結婚式場は大変混み合います。もし、あなたが落ち着いた披露宴を希望するのであれば、吉日を避るのも選択の一つです。
私はプロのマジシャンです。披露宴に呼ばれてマジックを披露することはよくあります。
その際、吉日と仏滅、赤口の日を比べると、圧倒的に吉日の方が披露宴の件数が多いです。特に大安だと、同じ会場で一日に3件の披露宴が入っていたりします。
こうなると、会場の裏側はまるで戦場のような忙しさです。スタッフの罵声も飛び交っています。もし、あなたがこの光景を見たとしたら、大安に披露宴を挙げることに戸惑いを感じてしまうかもしれません。
しかし、吉日、特に大安を避ければ、披露宴会場の裏側はかなり落ち着いています。
そのため、同じ披露宴を挙げるにしても、仏滅や赤口の方が落ち着きのある良いサービスが受けられます。
ゲストが参加しやすい曜日が披露宴に適した日
披露宴の開催日は、ゲストや親族が一番参加しやすい日に行なうのがベストな考え方です。
例え大安であっても、その日が連休の最終日だとしたら、翌日の仕事のことを考えると、ゲストに不親切な曜日選択となってしまいます。
曜日の吉凶は昔から言い伝えられていることなので、こだわる風習はまだ残っています。ただ、曜日の吉凶にこだわりすぎて、披露宴が慌ただしくなってしまっては本末転倒です。
親や親族の意見も大切です。しかし、披露宴はあなた方がゲストに感謝の気持ちを伝える場です。ゲストに負担をかけず、最高におもてなしできる曜日を最優先に考えた結果、それがたまたま仏滅だったとしたら、この選択は間違ってはいません。
それに、今では六曜を気にしない人々はたくさんいます。
それでも、親族の中には「仏滅や赤口は避けた方が良い」と言う人もいるかと思います。その場合は、しっかりと話し合いましょう。
もし、曜日の吉凶のことで親族同士にわだかまりが残りそうだとしたら、妥協する必要もあるかもしれません。
曜日の吉凶を考慮に入れながら、披露宴の日程を決めるのは面倒だと思いまが、あなた方とゲストにとって、ベストな曜日に披露宴が挙げられることを願っております。
※当方では披露宴にて出張マジックも行っておりますが、Googleレビュー星4.8以上を獲得している貸切制エンターテイメントカフェバー「台湾夜市」も運営しております。場所は東京都昭島市です。事前にマジックがどういうものかご自身で体験して頂くことが可能です。実際に会ってお打ち合わせさせて頂くことも可能です。駅から徒歩1分と駅近ですので、是非お越しください。
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